家族カウンセリングを学び始めました

こんにちは。

セラピストの三石です。ヒプノセラピー(催眠療法)を学んでしばらく経ちま

した。現在、本格開業を目指した準備を進めています。

 

この間に気づいたことですが、ヒプノセラピーを行うには家族カウンセリン

グの知識が必要だということです。クライアントが抱えている問題行動や思

考は最近出来きあがったものではなく、過去の一定時期に出来上がったもの

であるということです。

 

「急増する依存症、発達障害、境界性パーソナリティ障害、鬱、自殺。深刻

化する虐待、育児困難、離婚、セックスレス。その根本原因は人と人と結ぶ

「絆」の病、愛着障害にあったーー。幼い日の愛着体験は神経システムを刻

み込まれ、「第二の遺伝子」として対人関係や子育て、障害の幸福感や健

康、寿命さえも左右する。」(『愛着崩壊』岡田尊司著、角川選書)

 

幼い日の愛着体験が原因だ、との考えに触れると、問題解決のためにはその

当時の体験を思い起こすことが必要です。しかし、その体験をはっきりと覚

えている人は非常に少ないを思います。なぜか? 人はその原因を作り出し

ているネガティブな体験については、潜在意識の奥底へ閉じ込めてしまって

いるのです。そのことが本人にとって幸せに生きていく最善の手段であるな

らばーー。

 

しかし、根本的に問題の解決を図るには、原因に直接アプローチして両親や

兄弟との関係性を癒さなければならないのです。そして愛着関係にもっとも

関係が深い、当時の両親あるいは兄弟の行動はある思考のもとに行われてい

たと理解することができれば、その言動をとらざるを得なかった両親や兄弟

の立場に少しだけ寄り添うことができるようになるのではないでしょうか。

たとえ、両親や兄弟がとった言動があなたにとって不快で不利なことであっ

たとしても。

 

ココロの奥底に閉じ込めておかれた記憶を思い出させ、気づかせ、関係改善

へのキッカケにできるのが「年齢退行ができるヒプノセラピー」であると思

います。そして、愛着体験についての知識を学ぶことは、ヒプノセラピスト

にとってはとても重要なことと気づいたのです。

 

次回は家族間の「愛着体験」について具体例を交えて触れていきたいと思い

ます。

 

 

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